全英オープンゴルフ最終日

１４２回全英オープンが終了、アメリカのフィルミケルソンが初優勝しました。

１ヶ月前の全米オープンで６度目の準優勝となり、さぞかし落ち込んだことでしょう。
１ヶ月後見事に立ち直った精神力に拍手を送りたいと思います。

今年の全英優勝でフィルミケルソンはグランドスラム達成に大手をかけました。

グランドスラム達成者は
ジーンサラゼン
ベンホーガン
ジャックニクラウス
ゲーリープレーヤー
タイガーウッズ
と５人しか達成者がいません。
アーノルドパーマーは全米プロのタイトルがありません。

悲願の全米オープン初制覇とブランドスラム偉業に大手をかけて・・
来年フィルミケルソンが優勝争いをすれば、今年以上にハラハラドキドキは間違いなし。
今から楽しみです。

前の記事で、フィルミケルソンが全米オープンに破れたとき
「（４０歳をすぎて）この準優勝は一番応える。」のようなコメントを残したと書きました。
20台の若い選手が続々と頭角を現してくる中、体力的にも厳しいものがあると思います。

ところがこの全英オープンは
一昨年のダレンクラーク
昨年のアーニーエルス
今年のフィルミケルソン
と３年連続でオーバーフォーティの選手が優勝していましす。

ここがゴルフの面白いところ。
体力だけでなく、経験、精神力も大事な要素なわけです。

同じ４０台リーウェストウッドはまたメジャー優勝に届きませんでした。
４年連続オーバーフォーティ優勝を目指して来年頑張ってもらいたいと思います。

さてジンクスにまつわる話を最後に。

フィルミケルソンは先週のスコティッシュオープンに続いて２週連続優勝。
全英オープンには、前の週のスコティッシュオープン優勝者は優勝できない、というジンクスがあるそうです。
フィルミケルソンはこのジンクスを破りました。
一方タイガーウッズは自らのジンクス、メジャー優勝は３日目に１位のときだけ、逆転優勝は
できない、を破ることができませんでした。
メジャー優勝なしでワールドランク１位は「？」です。

圧倒的に強すぎても、面白くありませんが、早くジャックニクラウスのメジャー優勝回数を破ってほしいです。

第１４２回全英オープンゴルフ

第１４２回全英オープンゴルフの３日目が終了しました。
リーダーズボードに目をやると
1位　リーウェストウッド
2位　ハンターメーハン
　タイガーウッズ
４位　アダムスコット

と強豪が並んでいます。

リーウェストウッドは２０１０年に世界ランキング１位になっています。

このリーウェストウッドに世界ランク１位の座を奪われたのがタイガーウッズ。
タイガーはそれ以来、１位に復活できず、今年ようやく返り咲いたはず。

ゴルフの世界では４大メジャーの優勝がとりわけ重視されています。

世界ランクより、賞金王より、何よりメジャー優勝。

岡本綾子さんは全米オープンで２位が２回か３回、賞金王にはなったけれど、メジャーには届きませんでした。
現在メジャーに認定されている全英オープンは優勝当時メジャーとされていませんでした。

青木功選手はニクラウスと死闘を繰り広げたという全米オープンで２位。
これに優勝してればなあ、と僕が今でも思うのですから、ご本人はいかばかりか。

日本のメジャーと言えば、日本オープン、日本プロ、日本シリーズ、ツァー選手権の４大会。
石川遼君は賞金王になっていますが、まだ日本のメジャーは穫っていません。
「メジャーに勝ちたい。」と言ってアメリカに言っていますが、
まずは日本オープンを穫るべきではないかと思うのですけどね。

さて、３日目１位のリーウェストウッドはまだ４大メジャーの優勝経験がありません。

今年４０歳の年齢を考えると、今年が最後のチャンスかもしれません。
今年の全米オープンでまたしても優勝を取りこぼしたフィルミケルソンが「今年の2位が一番悔しい。なぜなら年齢の問題があるから。」のようなコメントを残していました。

４０歳という年齢は厳しいのだと思います。

きついですよね、３日目の１位って。

２位の方が「よしやってやるぞ」という気になっていいのではないでしょうか。

でも２位のタイガーはメジャー優勝１４回、すべて逃げ切り優勝だったと思います。
２位以下からの逆転優勝はないはず。

最終日の１ホール目はきちっとパーで上がってほしいと思います。



そういえばテニスの方ではアンディマリーが７７年ぶりにイギリスに優勝をもたらしました。
リーウェストウッドへの期待は地元でいやがおうでも高まっていることでしょう。
今頃ぐっすり寝ているでしょうか。頑張って下さい。

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